大分市佐賀関避難所における避難所運営支援システムについて紹介します。
導入経緯
サイボウズ災害支援チームリーダー柴田は、大分県からの要請により、2025年11月24日に現地入りをしました。そして、大分市の協力の下、避難所での多くの支援団体からの要望を受け当システムを構築し、11月27日にシステムの紹介を関係者に行いました。
このシステムは、避難所での支援活動の共有だけでなく、仮設住宅など2次避難先に移動した場合を見据えて、状況に応じた迅速な支援ができるように考えられています。
システム概要
避難所運営支援システムは、災害発生時に迅速かつ正確に避難者情報を収集・管理し、円滑な避難所運営を実現するためのICTツールです。主な機能としては、避難者の受付・入退館管理・健康状態の把握、支援団体間による活動記録の共有などが挙げられます。これにより、従来の紙ベースの運営からデジタル化が進み、支援の重複や漏れの防止、関係者間のリアルタイムな情報共有が可能になります。
主な活用例
今後の展望
佐賀関地区における避難所運営支援システムは、被災住民が避難所から仮設住宅等へ移った後も継続的に健康状態の把握ができるように設計されています。自治体や支援団体はこのシステムを通じて、被災者の健康状況を定期的に確認し、必要に応じて迅速な支援やフォローアップが可能となります。
さいごに
サイボウズ災害支援チームは、現場の声を重視し、システムの利便性向上や運営体制の強化を目指して活動しています。また、災害発生時には現地に赴き、自治体職員や支援団体と協力しながら、避難所運営が円滑に進むようサポートを行っています。
