サイボウズ株式会社ソーシャルデザインラボでは2020年に災害支援チームを結成し、災害発生時の被災地でのIT支援を行っています。現在、避難者が自らの情報を登録する名簿などは紙で行われることも少なくなく、IT化により迅速な支援に繋げることが期待されています。ITでの被災地支援が注目されるにつれ、被災した方々にもご自身で必要な情報を登録してもらう機会が今まで以上に多くなると想定されます。
有事の際、身体的にも精神的にも大きなストレスを抱える被災者に迅速な支援を届けるため、誰もが簡単に活用できるデザインを目指しユーザビリティテスト(UT)を実施。
年齢や地域を問わず、被災地で必要となる避難者登録フォームを作るため、使いやすさや質問項目に問題や難点がないかを調査しました。
今回は、スマートフォンなどのデジタル機器に馴染みの薄い方が多いとされる、70代以上の男女10人にご協力いただきました。
【結果から見えてきたこと】
・入力データ送信に100%成功 (うち98%はわずか10分以内で送信完了)
・一度入力すると次回以降の入力時間が短縮(8分→5分半に)。平時の訓練が大事!
・iPhone/Android関係なく、スマホでスムーズに入力成功
・操作を嫌がる人、操作方法を尋ねる人は0人
詳しい結果はこちらから!
この調査の知見は、山形県での災害支援活動に活かされています。