活動プラン(2020年~)

サイボウズ災害支援チームの柴田哲史です。

 

2020年1月からサイボウズ災害支援プログラムが正式にスタートしました。災害支援チームメンバーもいろいろな部署から30名以上も集まってきていますので、各々の知識やスキルを活かした支援ができればと思っています。

上半期は『連携の可能性探求』から

まず上半期(1~6月)は、どのような活動や連携の可能性がありそうかを関係各所を巡って探っていきたいと思います。

 

そして、すでにいくつかの団体・企業さまから災害時の商品提供などありがたいお話をいただいていたり、自治体/社協さまからも災害時を見据えた平時からの連携のお話もお声掛けいただいていますので、話がまとまり次第、過去の災害時のIT支援の経験から効果的な情報発信・共有ノウハウなどご提供できればと思っています。

 

下半期は『チームワーク強化』

 

下半期(7~12月)は、災害時に迅速に連携できるように平時からチームワークを強化しておくようにしたいと思います。災害直後の支援はスピードが大切ですので、連絡体制の整備や各メンバーの得意技の再確認をして、連携プレーの精度を高めておきたいと思います。

中長期的に4者間連携を目指します!

今までの災害をみると、発災後数日の情報発信の遅れがその後の活動に大きく影響しています。

 

現地の状況がわからないと、被災地の自治体や社協にお問い合わせ電話が殺到し、職員はその対応に追われ、本来しなければいけない作業に取り掛かれないばかりか、「動きが遅い」というクレームを受け、その対応にも追われることになってしまいます。

 

また、近年の自然災害に見られるように広域災害の場合、メディアで取り上げられた地域のみに情報が偏り、発信のない地域へは人も必要な物資も届かないといった状況が発生してしまいます。

 

このような最近の状況を踏まえ、平時からの備えとして、災害時にすぐに対応できるような地元IT人材やSNSコミュと連携して、避難情報や災害ボランティアセンターの募集状況などの情報発信が迅速に行われるような連携体制を全国的に築いておくことを中長期的に目指したいと思います。